2021年11月24日水曜日

11月24日(水) がん教育講演会

今日は、中学生対象のがん教育講演会をリモートで行いました。
講師は、佐世保市総合医療センターの濵口 幸人看護師です。
濵口看護師は、緩和ケア認定看護師として、日々病気と闘う患者さんのケアに御尽力されています。

講演では、がんの基本知識や緩和ケアについて、事例等をお話いただきました。
がんは、今や2人に1人がかかる身近な病気です。
生徒からも「こんなに身近な病気だと思わなかった」との感想が聞かれました。
医療の進歩により早期発見、早期治療をすれば、治る可能性が高くなります。
がん患者のほとんどは、入院後、通院しながら治療を継続しています。
通院治療においては、さまざまな不安や悩みが尽きません。
その不安や悩みに寄り添っているのが緩和ケアチームです。

がん患者からは、がんという病気になり、死に直面して初めて、日常の美しさ有難さに気付いたとの声が多く聞かれるそうです。

「朝気持ちよく起きられたこと、天気が良いことに幸せを感じる」
「そばにいて手を握ってくれるだけで、安心する」
「この時間を大切にしたい」
「好きなことを大事にしたい」

私たちが当たり前だと思ってしまっている日常も、当たり前ではなく、美しさや幸せがたくさん溢れていることに気付かせてもらいました。
がんという病気を知るだけでなく、命の尊さや生きていることの素晴らしさを感じられる講演会でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿